2019年の3月でサービスを終了したYahoo!ジオシティーズ。ブログが日本で普及されるまで多くの個人サイトが運営されていた大手であるジオシティーズが終了したことで、少し古い調べ物をしているとサイトが消えてしまっていることが多々。
というわけで、今回は私がいつも使っている「消えてしまったサイトの内容を見る方法」を書いて行こうと思います。
今回はパソコンでGoogleChromeを使っていきます。(この記事を書いてしばらくしてからこの作業の一部を自動化できるChromeの拡張プラグインが公開されましたが本記事では解説していません。以下で紹介する方法ならChromeでなくても利用できるためです)
この手順はジオシティーズに限らず消えてしまったサイトならどこでも試せますのでお試しあれ。
見られなくなったサイトのURLを用意する
見たいサイトのURLを用意できている方はここを飛ばして次へ。ジオシティーズにあったお気に入りのサイトを久々に見に行ったら見れなくなっていた!なんて方はすでにURLを持っていると思いますのでさっさと次の項目へ行きましょう。
URLが無い場合は以下の手順で。
今回は検索結果から飛んでいったら見れなかった場合のパターンで解説していきます。
例に使うのがこのブログ。まだ消えていませんけど!
今回は例でこのブログを使っているので普通に見れていますが、消えてしまって見れなくなっているサイトの場合はサイト名を右クリックします。
すると右クリックメニューが出るので「リンクのアドレスをコピー」でURLをコピーします。(※Firefoxだとこの手順ではコピー出来ないので、サイト名の下のURLを自力でコピーするしかないようです)
URLが用意できたら次に進みます。
見れないサイトの救世主 WaybackMachine
はい、以下のサイトに飛んでください。インターネットアーカイブのWayback Machineです。
こちらのサイトは世界中のいろんなサイトのバックアップをとってくれているので、そこにバックアップが保存されていないか問い合わせるわけです。利用登録もなければ料金もなし。
ここにジオシティーズにあったWebサイトのデータも保存されているわけですね。
というわけで次の操作。
はい、入力欄に用意しておいたURLを入れて、赤枠のボタンを押すだけです。
カレンダー画面が出てくれば成功です。カレンダー内のクリック可能な日付は「いつバックアップを取ったか」を表示しているので、お好みの日付をクリックするとその日付の時点でのお目当てのサイトが見れます。今は消えていても、その日に表示されていた内容がみれるわけですね、便利。
なお、消えていないサイトでもこの方法を使えば「消した記事」や「修正前の記事」を読めてしまいます。炎上して消した記事や文言を修正した記事を見に行くために使うなんて利用方法も可能ですね。
特に指定がなければ一番新しい日付から追っていくのがおすすめ。
実際に試してみるとわかりますが、相当な数のサイトがこちらに保存されています。
wayback machineの注意点
こちらのサイトは自動で巡回してバックアップを取っているシステムのため、著作権的な問題がある場合があります。なので、権利者の申立があればバックアップが削除されて見れなくなりますし、サイトは見れても写真やイラストだけ表示されないこともあります。
また、全てのサイトが見れるわけではありません。
やろうと思えば出来てしまいますが、著作権侵害を目的とした利用はくれぐれもしないように。(この文言はインターネットの世界でのお作法のようなものです。だいたいどんなツールでも違法なことに使おうと思えばできてしまいます。料理包丁が武器になるように)