北海道から関東に移住するならまずは茨城県がおすすめ。

北海道と茨城にはあまり接点がなさそうな気がしますが、実は意外とあります。

そんなわけで、北海道から関東に引っ越すならまずは茨城県が良いと思っているので、おすすめポイントを紹介していこうと思います。

あと意外な共通点もあったりします。現在では日本一のメロンの産地だったり。

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茨城県は高速道路沿いなら都内までラクラク

茨城県は関東の僻地扱いをされていますが、高速道路が通っている場所ならわりと簡単に東京まで出れます。海沿いの鹿行地域でも、潮来市で高速バスに乗れば東京駅まで1時間半で片道2000円。

茨城の中でも北側になるともう少し伸びてしまいますが、水戸市あたりの位置からでも道路距離で100kmちょっと。

普段は電車でしか移動しない人にはちょっと辛いかもしれませんが、車社会に慣れている人からすれば自家用車で都内まで出るにしても「ちょっとした遠出」程度の距離です。

逆に言えば東京に近すぎる他県の都市部は車を自由に使えないので、車社会に慣れているひとから見ると不便。

茨城県は基本的に車社会

ごく一部の都市部を除いて、茨城県は車社会です。というか車がないと生活がしにくい地域。

ですが、車を使う生活に慣れている人が住むには最高です。(私なんかは歩いて5分の距離でも車を使ってしまうので)

関東の都市部では車を持たないほうが普通ですし、30分くらい歩くのは当たり前の生活。そもそも都市部には車を停める場所がないですからね。コンビニを使うのにも目の前の駐車場が有料です。

茨城は土地が安いのでどこのお店に行っても駐車場があるようなものですし、車を手放せない生活の人にはぴったり。

関東の中では気温が低め

位置的なもので、関東の中では気温が低めです。関東全体の平均から見ると2℃ほど低い統計が出ています。

ただし、雪はあまり降りません。私がおすすめしたい県東部は特に雪が降らない地域。

東京や神奈川と言った関東でも南側の地域が雪でニュースになっているのにも関わらず、茨城の東部だけ降っていないなんてこともあります。

関東にしては低めですが、東北に比べれば温かい地域。それが茨城です。

あと湿度は高めです。海はありますし、国内2位の大きさの湖もありますからね……。

焼きそば弁当が買えるし、セイコーマートが無数にある

個人的に北海道民に茨城をおすすめしたい理由のNo.1がこれです。

実はセイコーマート、関東では2県しかありません。埼玉の東部と茨城県のみ。

ですが、茨城県は千葉県との境目以外のほとんどの市町村に「セイコーマート」があります。

北海道が誇る「やきそば弁当」もセイコーマートがない関東では「独自で仕入れているスーパー」などでしか買えません。(たまに期間限定で関東でも売っていたりしますが)

さらにおまけで茨城県内には多数あるドラッグストアの「ウエルシア」ですが、なぜかセイコーマートの流通網を利用しているのでセイコーマートで売っている北海道系の商品が買えます。あの100円パスタ(今は100円ではないですが)シリーズも関東のドラッグストアで。

というわけで、関東の普通にコンビニにはない北海道系の商品が多々あるセイコーマートがあちこちにあるというのが茨城県の最大の強みではないかと私は思っています。

北海道と茨城は繋がっている

大洗と苫小牧はフェリーで繋がっています。というわけで、何かあって北海道に帰るときもフェリーという海路が選択肢に入ります。

さらに茨城空港もありますし北海道まで飛んでいますので、空路もバッチリ。

あとさきほどのセイコーマートの話にも繋がるのですが、北海道のものを関東に持ってくるとき、茨城の港が重要な役割を持っています。

東京湾があるのだから直接運べば良いように見えますが、そうすると千葉県が張り出していてかなりの遠回りに。それを避けるためには千葉の手前の茨城の港へ運び、そこから100kmほど陸路で都内に運ぶと効率が良いわけです。

なので、物資だけではなくセイコーマートやラーメンの山岡家などの北海道文化が関東に進出する際はまず最初の足がかりとして茨城を通すことが多々あります。

北海道のものが関東に進出してくるとき、最初に利用できる可能性があるのが茨城県です。

土地も建物も関東の中では安い

これは「田舎だよ」と言っているようなものでデメリットも含んでいますが、関東の中では土地が安いです。あと建物も。

住宅の質にこだわらなければ50万円以下で買える家庭菜園付きの建物なんかも買えてしまいます。

これはバブルの頃に茨城県の海沿いを「サラリーマンでも買えるような別荘地」として大量に売り出した名残です。その頃買った人たちが今は亡くなってしまって、相続した方も使う予定がないので売りにだしているのが理由。

ただし「お手軽な別荘」として設計された建物なので地元の人が買うわけではないですし、当時と違って茨城に別荘を買う人はあまり居ないのでわりと中古物件が出回っています。

ですが、都内に住んで居た方が余生を過ごす目的で、家庭菜園とDIYをしながら住むための茨城の元別荘を買うケースは結構多いです。

あちらの家を数千万円で手放して、茨城で100万円くらいの小さな別荘を買えば、差額の分のお金で二人で余生を過ごすのに十分ですから。

高齢になると階段が辛くなりますが、土地が安ければ2階がない横に広い家も選択肢に入るのがポイントです。もし土地が高いと2階建て3階建てを検討することになってしまいますからね。

海産物も農産物も手に入る場所

わりと知られていないですが、メロンの生産が日本一だったりするのが茨城です。

具体的に調べてもらうと結構出てくるのですが、農産物の生産で全国TOP3に入っている項目が地味にたくさんあります。1位2位が九州四国あたりの県だったりで「関東への供給は茨城がほとんど」みたいなものもあります。レンコンとか。

そして海もあれば港もありますので、海産物も豊富です。大洗のあんこう鍋などは有名ですし、鹿嶋のタコなども茨城では有名。

茨城では獲れないものでも、東京へ運ぶルートがあるので北海道からも色々運ばれてきますしね。

まとめ

というわけで、北海道から関東に移住するならまずは茨城を検討してみてはいかがでしょうか。

地理的には大分離れているように見えますが、北海道とは空路でも海路でも繋がっています。

港の件もあるので、東京と北海道の物流・文化的な橋渡しの意味もある地域としておすすめできるのが茨城県です。

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